こんにちは。
夏の終わりを感じる季節になりました。
名残惜しさもありますが
暑さとともに気持ちも穏やかになりますね(*^-^*)
今回は
新しいヒアルロン酸注入治療 “プロファイロ®” について
書かせていただきます。
ヒアルロン酸と言いますと、
シワを埋めたりやボリュームダウンした部分に注入したりと
アンチエイジングとしては欠かせない治療です。
しかし
“プロファイロ®” は
従来のヒアルロン酸注入とは全く異なる治療なのです!!
“ お顔の数か所にヒアルロン酸を注入し
老化したお肌そのもののリモデリングによりアンチエイジング効果を得る “
という治療です。
お肌全体のハリ艶やボリュームが増し
小じわの改善や自然なリフトアップ効果が得られます。
まずは “お肌の老化” について。
お肌は、表面から 表皮、真皮、皮下組織となります。
この各層で老化は起こります。
表皮層では
ターンオーバーの乱れによりバリア機能の低下や乾燥が生じます。
真皮層では
線維芽細胞の機能が低下によりコラーゲン、エラスチンなどの器質成分が減少し
お肌のハリが減り、シワが生じます。
さらに皮下組織では
脂肪組織の萎縮によりお肌のボリュームがダウンします。
“プロファイロ®” は
イタリアのIBSA社の製品で
高分子と低分子ヒアルロン酸を安定した状態で混合した
ハイブリッドヒアルロン酸製剤です。
これは、IBSAが開発したNAHYCO®ハイブリッド技術により
特許を取得しています。
製剤の特徴としましては
・熱処理で安定させた天然ヒアルロン酸(従来の製剤のように架橋剤を用いていません。)
・超高濃度のヒアルロン酸(64mg/2ml)を含有
・皮膚となじみやすい
・低粘度
・注入後に炎症反応を起こしにくい
などがあります。
お顔(もしくはお首)の10か所で、浅い層に注入します。
この10か所は、BAP法(バイオエステティックポイント法)といいまして
老化現象により皮膚萎縮が生じやすい、お顔の下1/3を中心とし
解剖学的に大きな血管や神経がない部位が注入点となります。
1か所につき0.2mlずつ注入し、1回の治療で1本(2ml)使用します。
各ポイントに注入されたヒアルロン酸がゆっくりと浸透・拡散し
真皮層のコラーゲンやエラスチンを増生して
細胞の土台となる細胞外基質をリモデリング(再構築)します。
それにより、線維芽細胞、角化細胞、脂肪細胞を活性化され
皮膚全層にわたりアンチエイジングが得られるのです。
お肌のハリ感、ボリュームを増し
自然なリフトアップや小じわ改善などの効果が得られます。
こちらは、私のお顔に注入した経過写真です。
お肌がふっくらとハリが出ているのがわかるかと思います。
施術では表面麻酔をお勧めしております。
治療後は、注入箇所が数日間凹凸として触れます。
初回では、1か月間隔で2回の注入を行います。
それ以降は、半年に1回の注入をお勧めします。
治療効果のイメージがわきにくいと思いますが
お肌自体のアンチエイジングにより
“ひと昔前のお肌に戻る” というイメージが当てはまるかと思います。
ヒアルロン酸注入による、お肌自体のの自然な若返り
ご興味がある方は、ぜひ当院でお待ちしております。
御茶ノ水の美容皮膚科・まぶたの治療ならお茶の水美容形成クリニック
日付: 2021年8月26日 カテゴリ:シミ外来, しわ外来, たるみ外来, 美容コラム