秋の日差しが落ち着いた季節になりました。
シミの治療を希望される方がとても増えております。
当院は、色々な年代の方がお越しくださいます。
20代や30代前半の方は、ソバカスの方も多いです。
それ以降のご年齢になりますと、
いわゆる紫外線によるシミ以外にもいろいろと混在してうことが多々あります。
その一つが肝斑です。
今回は、肝斑の治療についてご説明させていただきます。
肝斑の特徴は、
目周り、頬骨などに左右対称にある、モヤモやとした薄茶色のシミです。
生理周期で濃くなったり、妊娠やピル内服で濃くなったりと、
症状に変動があることも特徴の一つです。
原因は、紫外線、女性ホルモン、皮膚への刺激、ストレスなどが挙げられます。
当院では、治療前には必ず、
肌診断機による撮影を受けていただき、シミの状態を確認、記録しております。
こちらは無料で行わせていただいております。
治療前後での経過をしっかりと確認できます。
当院での、肝斑治療についてご説明させていただきます。
まず基本となりますのが、トラネキサム酸の内服です。
肝斑はプラスミンが活性化し、メラニン産生が亢進し、
さらに皮膚真皮での炎症反応が生じています。
トラネキサム酸には、抗プラスミン作用によりメラニン産生を抑制し、
また炎症を抑える作用もあります。
美白剤の外用も効果があります。
美白剤、漂白剤と言われるハイドロキノンは、
メラニンの産生を抑えます。
当院ではハイドロキノン4%と濃度の高い製剤を扱っております。
接触性皮膚炎などの症状が生じる場合が稀にありますので、
注意しながら使用していただきます。
施術では、エレクトロポレーション(ケアシス)があります。
電気パルスを流して、お肌の細胞膜に電気的な穴を開け、
美容成分の通り道を作ります。
導入する美容液は、肝斑治療としてメインになるトラネキサム酸が主成分の
レナトスTaプラスがお勧めです。
治療頻度は2週間~1か月になります。
ダウンタイムのない施術ですので、初めての方にも安心して受けていただけます。
そして、ピコレーザーによるレーザートーニングです。
肝斑を悪化させないように、低出力のレーザーをお顔全体に均一に丁寧に照射し、
メラニンを少しずつたたいていきます。
こちらの治療も月1回のペースで繰り返していただき、
少しずつ改善していく治療になります。
繰り返すことで、お顔全体のトーンアップにもなります。
レーザートーニングとエレクトロポレーションを併用する方も多くいらっしゃいます。
トーニングにより熱のこもったお肌を、
エレクトロポレーションでしっかり鎮静させつつ、
美容液を導入できますので、より効果的です。
色々な治療をご用意しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
御茶ノ水の美容皮膚科・まぶたの治療ならお茶の水美容形成クリニック
日付: 2021年10月6日 カテゴリ:シミ外来, しわ外来, たるみ外来, 美容コラム