当院の糸リフトでは、“ミントリフト2”に加えて、“テスリフト”を新しく導入しました。
本日は、2種類の糸についてご紹介いたします。
まず、“ミントリフト”です。
“ミントリフト”は、PCL(ポリカプロラクトン)とPLLA(ポリ乳酸)という素材の混合となります。
これらはは吸収される期間が長く、優れた柔軟性や強度をもちます、
ミントリフトの構造は、糸に対して360度方向にコグと呼ばれるトゲが並んでついています。
挿入された糸は、コグがしっかり皮下組織に絡みついて組織を引き上げ固定するという仕組みです。
通常は、頬の外側(こめかみの近く)に左右1か所ずつ孔をあけて糸を挿入します。
1つの孔から複数の糸を挿入できるため、傷が少なく済みます。
“ミントリフト”は持続期間が1年~1年半と長く、
治療による違和感や引きつれが生じにい、自然な仕上がりが得られます。
また、ダウンタイムを短く希望される方にはこちらをお勧めします。
次に、“テスリフト”です。
PDO(ポリジオキサノン)という素材で、こちらも吸収されます。
ミントリフトと同様に、糸にはコグが並んでついており、組織をしっかり引っ掛けて引き上げて固定します。
“テストリフト”は、さらに糸がメッシュで包まれています。
このメッシュ内に、周囲の組織が入り込むため糸と組織の接触面積が増し、より安定したリフトアップが持続可能です。
そのため、通常はPDO素材の糸は半年前後で吸収されますが、“テスリフト”は1~2年の持続期間となります。
PDOには皮下脂肪の萎縮効果があるため、引き締めや小顔効果も得られるのも特徴です。
テスリフトは1か所の孔から1本ずつ挿入し、糸を切ることなく折り返して挿入します。
“テスリフト”は、とても強いリフトアップ力、その維持力が強みです。
一方、ミントリフトよりもダウンタイムが出やすく、皮膚や皮下脂肪の薄い部分には難しい場合があります。
2種類の糸を、ご希望やたるみの部位、皮膚の状態によって選択し、適した治療を行います。
機械などによるたるみ治療では物足りない方、しっかり効果を出したいという方には糸リフトがお勧めです。
ぜひ一度ご相談にいらしてください。
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日付: 2022年1月26日 カテゴリ:シミ外来, しわ外来, たるみ外来, 美容コラム