今回は、当院での薄いシミへのレーザー治療についてご紹介させていただきます。
シミは色が薄いほどレーザーが反応しづらくなるため改善が難しくなります。
また、シミの色が薄いほどレーザーの出力を上げる必要があるため、色素沈着が生じるリスクが上がってしまうのです。
ピコレーザーは、その色素沈着のリスクが他のレーザーと比較して抑えられるため、薄いシミにレーザー治療を検討している方にはピコレーザーによるピコスポットをお勧めしております。
その他、これまでのレーザー治療で色素沈着が生じやすかった方、そしてレーザートーニングやフォトフェイシャルで改善が得られなかったような薄いシミには、ピコスポットをお勧めしております。
ピコスポットは、シミそばかすにレーザーを集中照射する治療です。
治療では軽度の痛みが伴いますが、小範囲であれば麻酔も必要なく行っていただけます。
治療直後は照射部位が赤く腫れます。お化粧は直後からも可能です。
ダウンタイムは1週間前後、シミが濃く浮き出たり薄いかさぶたとなり、徐々に薄くなっていきます。
副作用は、熱傷、色素沈着、色素脱失、ケロイド、肝斑悪化などがあります。
ピコスポットを行い、やはりシミが薄いために反応が生じづらい場合や、もしくは色素沈着が生じてしまった場合には、ピコトーニングの併用をお勧めさせていただいております。
ピコトーニングは、お顔全体に低出力のレーザーを連続照射する治療です。
月1回を目安に治療回数を重ね、少しずつ改善を得ていきます。
こちらは、薄いシミにピコレーザーでの治療を行った患者様の経過写真です。
矢印の部位にピコスポットを照射し、効果が得られているのがわかります。
また、全体の治療としてピコトーニングも併用していただき、お顔のくすみ改善やトーンアップも得られています。
(お写真の掲載に快くご承諾いただき、どうもありがとうございます。)
薄いシミの治療では、ピコスポット、ピコトーニングの他、外用治療も扱っておりますので、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
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日付: 2022年12月4日 カテゴリ:シミ外来, 美容コラム