今回は、具体的な治療方法についてご紹介いたします。
■前回ご説明したこと■
〜眼瞼下垂とは?〜
眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げようとする筋肉が生まれつき弱い または 加齢により衰えることで、上まぶたが黒目にかかって物が見えづらくなる状態のことをさします。
〜まぶたが下がる原因とは?〜
①目元周りの筋肉や神経による影響(=眼瞼下垂症)
●生まれつきによるもの
→まぶたの運動を司る筋肉または神経が未発達なためまぶたが下がる
●加齢、コンタクトレンズの長期使用などによる影響
→まぶたの運動を司る筋肉が衰え、まぶたが下がる
②目元周りの皮膚の弛みによる影響(=眼瞼皮膚弛緩症)
目元周りの筋肉などの働きに問題はないものの、まぶたの皮膚の弛みが強くなり、まぶたが下がる
①の場合に、眼瞼下垂の程度によっては挙筋前転術を行います。
②の場合に、皮膚のたるみの程度によって眉下切開/眉下リフト、二重瞼の線に沿っての余剰皮膚切除を行います。
〜眼瞼下垂手術の方法について〜
1.挙筋前転法
①まぶたの皮膚を二重の線で切開します。
②伸びてしまった眼瞼挙筋腱膜を引き出し、自然な位置で瞼板に固定します。(2-3カ所固定)
③1週間後に抜糸をします。
※ほとんどの場合、切開時に二重のラインを作り直すため、もともと二重の方も、一重の方も、ご希望のデザインに応じた二重幅を作ることができます。デザインを伺ったうえで、必要に応じて、皮膚や眼輪筋、眼窩脂肪の切除も行います。ミュラー筋については、当院では手を加えることはありませんのでご安心ください。
2.その他の手術も提案
当院では、診察時に挙筋前転で本当に症状が改善するかも検討したうえで適切な治療メニューを提案しております。挙筋機能が弱く、挙筋前転だけではまぶたの開きが良くならない可能性がある場合、他の手術方法を提案させていただきます。
〜保険適応での治療について〜
眼瞼下垂症手術は、重症度によって保険適応での治療ができる場合があります。
●保険適応となる一つの目安
黒目の中心から上瞼瞼縁までの距離が3.5mm程度以下の状態を眼瞼下垂としていますが、当院ではしっかりと診察したうえで判断させていただきます。
保険適応の場合:両目45,000円(3割負担)
美容手術(審美目的での治療)の場合:495,000円
しっかりと診察したうえで、適切な治療方法をご提案させていただきます。一度、ご相談ください。
ご予約は当院ホームページから
LINE予約 / 電話予約 / ネット予約 が可能です。
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日付: 2022年6月22日 カテゴリ:美容コラム