あけましておめでとうございます。
昨年7月に開院してから、とてもたくさんの方々にお越しいただきました。
皆さまにお会いできたことに、心より感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ところで、目の下のクマを気にされている方はとても多いです。
下まぶたのクマ治療の一つ、脱脂(経結膜脱脂)手術について書かせていただきます。
目の下のクマには色々な原因がありますが、その中でも、眼窩脂肪が突出している方に適応となる手術です。
眼窩脂肪とは、眼球を守るクッションの様に、眼球の下で膜(眼窩隔膜)で囲まれた脂肪です。
下まぶたは、表面から薄い皮膚、そして目を閉じる筋肉である眼輪筋、これらの下にあります。
年齢ともに皮膚、眼輪筋とともに眼窩隔膜が緩むことで眼窩脂肪が前方へ突出し、それに伴いクマとして目立つようになります。
また、元々眼窩脂肪が多いタイプでは、お若い時からクマとして目立ちやすい方もいらっしゃいます。
手術方法は、当院HPより抜粋した図をご参照ください。
手術は局所麻酔下で行います。
下まぶたを裏返し、結膜に1~2㎝ほど切開して、余分な眼窩脂肪を摘出します。
結膜は自然に治癒しますので、縫合の必要は通常ありません。
手術時間は、1時間前後であり、術直後より目の下の膨らみの改善をご実感いただけます。
ダウンタイムは、目周りのため腫れ、場合によっては内出血が生じえるため、1~2週間となります。
脱脂手術の利点は、お肌表面に傷がつかないこと、そしてダウンタイムが比較的短いことが挙げられます。
目の下の皮膚自体のたるみが強い方には、皮膚を切除する必要がありますので、脱脂手術のみでは難しいことがあります。
また、頬の脂肪萎縮がある方には、術後に注入治療の併用が必要になることがあります。
クマが改善すると、お顔の印象は変わります。
気になっている方は、まずご相談にいらしてくださいね。