こんにちは。
夏から秋へ季節の変わり目が感じられるお天気が続いています。
この時期になり、シミ取りでレーザーを希望される患者さんが増えてきました。
雨の日にも、お足元の悪い中、お越しくださる方には感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は、顎について書かせていただきます。
ご存じでしょうか。
顎の形は年齢とともに変わります。
年齢とともに、顎はシャープさがなくなり、さらにしゃくれた様な形になることもあります。
顎の形を整えると、フェイスライン全体までもが整って見え、お顔全体の印象が変わることが多々あります。
さて、顎は年齢とともにどのように変化するのでしょうか。
まず、年齢とともにお顔の骨にも骨吸収が起こります。
顎の骨のボリュームも減ります。
骨のボリュームが減ることにより、骨の上にある筋肉が拘縮する傾向になります。
ここで言う筋肉とは、オトガイ筋と言いまして、下唇を突き出す動きをします。
これが拘縮し、常に緊張した状態になると、梅干しジワができたり、顎がしゃくれて見えてしまいます。
皮膚自体も年齢とともにたるみが生じます。
治療についてです。
顎の筋肉による緊張が強い方には、筋肉を和らげる治療をまず行います。
それは、ボトックス® です。
ボツリヌス毒素製剤を注射することで、筋肉の強い働きを弱めることができます。
オトガイ筋の緊張を和らげることで、口元がリラックスした状態へと戻ります。
次に、減ってしまった顎の形を整えるためにボリュームを足します。
そこで、ヒアルロン酸注入を行います。
顎の先端部を中心に、ボリュームを加えて形作ります。
先端部にボリュームが加わると、フェイスライン全体が引き締まって見えます。
ここでお勧めのヒアルロン酸製剤が、“ボラックス®”です。
アラガン社のヒアルロン酸ジュビダームシリーズの一つで、一番新しい製剤になります。
日本厚生労働省より製造販売承認を取得している製品です。
特徴としましては、なによりも製剤の硬さにあります。
顎の骨を形つくるのに、硬さのないヒアルロン酸を注入しても、広がってぼやけてしまい形が決まりません。
こちらのボラックス®は、イメージ通りに注入した部分にしっかりとどまってくれるのです。
年齢による顎の変形だけでなく、元々、顎のボリューム足りない方や、フェイスラインをすっきり見せたい方の中にも、こちらの治療が適応になることがあります。
綺麗な形の顎は、洗練された印象に、また横顔も魅力が増しますね。
お見せできる写真などがありましたら、またご紹介させていただきます。
季節の変わり目ですので、皆さま体調にお気をつけてお過ごしください。