今回は炎症後色素沈着の治療についてご紹介いたします。
炎症後色素沈着とは、紫外線、虫刺され、外傷、かぶれ、ニキビなどの後に生じる一時的なくすみです。
何らかのお肌への炎症によりメラノサイトがメラニンを過剰に産生した状態です。
通常は時間をかけて自然に薄くなります。
予防するためには、患部の冷却や抗炎症剤の外用などで、まずは炎症を早く抑えることです。
生じてしまった際には、紫外線への対策、摩擦を避けつつ十分な保湿によるスキンケアなどが大切になってきます。
そして当院での炎症後色素沈着の治療はこちらになります。
✓内服治療(トラネキサム酸、ビタミンCなど)
✓外用治療(トレチノイン、ハイドロキノンなど)
✓ピコトーニング
✓エレクトロポレーション
✓ピーリング
こちらは、レーザー治療後に生じた両頬の炎症後色素沈着に対して、治療を行った患者様の経過写真です。
ピコトーニング、トラネキサム酸、そしてトレチノイン・ハイドロキノン外用治療を併用しました。
全体に改善が得られているのがわかります。
お写真の掲載に快くご承諾いただき、どうもありがとうございます。
お肌の状態や生活スタイル、ご予算などに合わせて治療を選択します。
治療は1つだけでなく、併用していただくとより効果が出やすいかと思います。
気になる症状がありましたら、ぜひご相談にいらしてください。