当院でのシミ治療は、主にピコレーザーを用いて行っております。
シミの部分に強いレーザーを照射する治療を、ピコスポットといいます。
紫外線によるシミ日光性色素斑、ソバカス、ADMなどに適応があります。
ピコレーザーは、レーザーの照射時間が短縮されているため、従来のレーザーよりも炎症反応や色素沈着などの副作用が生じにくい特徴があります。
また、ダウンタイムも抑えられます。
レーザー治療が初めての方、顔中にたくさんのシミがある方、ダウンタイムを抑えたい方などぜひお勧めです。
治療を行うにあたって、注意点がいくつかあります。
シミの中でも肝斑が疑われる場合や、肝斑と重なっているシミの部分には、照射により肝斑を刺激して濃くしてしまう可能性があります。
そのため、このような部位への照射はお勧めできません。
まずは肝斑の治療を優先して行いましょう。
とても薄いシミでは、充分な効果が得られないことがあります。
レーザーはメラニン色素に反応するため、色素が少ない場合には反応が生じづらく効果が得られないことがあります。
その場合には、ピコトーニングや外用による治療をお勧めします。
濃いシミでは、治療回数が必要になることがあります。
治療間隔は、色素沈着が生じていなければ早くて1か月後に追加照射を、もし色素沈着が生じている場合には落ち着いてから再照射となります。
ピコレーザーでは、治療後の色素沈着が生じにくいのが特徴ではありますが、やはり中には生じてしまう方がいらっしゃいます。
照射した部分への摩擦や、遮光をしっかり気をつけていただくことをお勧めしております。
色素沈着の治療は、内服や外用治療、そしてピコトーニングなどで対応します。
レーザー治療が始めての方や経過へのご心配がある方は、少しずつ慎重に進めていくのもよいでしょう。
お悩みのシミがありましたら、ぜひご相談くださいね。