今回はシミのADMについてご紹介いたします。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、シミ治療に来られた患者様の中にも、しばしば見られるシミの一つです。
特徴はこちらです。
✓20代など大人になってから生じる
✓両頬にある数mmの色素斑
✓左右対称にある
✓少し灰色がかった色をしている
✓下まぶた、額、こめかみ、小鼻などにも色素斑がある
治療はレーザーです。
皮膚の真皮層という深い層に存在するため、レーザーが第一選択となります。
当院では、ピコスポットを用いて治療を行っております。
レーザー治療後は、ダウンタイムが生じます。
数か月かけて徐々に薄くなっていきます。
その間は、炎症後色素沈着が生じる時期でもあり、内服、外用、トーニング治療などを併用します。
治療は複数回かかることがほとんどです。3か月~半年の間隔で繰り返します。
当院で導入しているピコレーザーはピコシュアです。
ピコレーザーは従来のレーザーと比較して、炎症後色素沈着が生じにくいという特徴があります。
そのため、ADM治療には特にお勧めです。
また、ピコシュアの波長755nmはメラニン色素に吸収されやすく、血管に反応しにくいため、効率よく治療効果が得られます。
こちらは、ADM治療の患者様の経過写真です。
複数回ピコスポットとピコトーニングを繰り返され、また内服や外用治療の併用も行っていただき、改善が得られているのがわかります。
(お写真の掲載に快くご承諾いただきどうもありがとうございます。)
気になるシミがありましたら、ぜひご相談にいらしてください。