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デンシティのデメリットは?効果・痛み・サーマクールとの違いを医師が解説

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

本日は、当院に新しく導入された最新のたるみ治療機器、「デンシティ」について、その仕組みから効果、そしてなぜ今この機械が注目されているのか、について徹底的に解説していきます。

デンシティの概要と特徴

たるみ治療といえば、ハイフが有名ですが、今回ご紹介するデンシティは、高周波(RF:ラジオ波)という全く異なるアプローチで皮膚を引き締める機械です。特に、従来のRF治療器の王様「サーマクール」に匹敵するパワーを持ちながら、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る点で、まさに「たるみ治療の新たな標準機」となり得る可能性を秘めています。

たるみ治療の二大巨頭:RF(高周波)とハイフ(超音波)

美容医療におけるたるみ治療の機械は、大きく分けて二つのタイプがあります。一つが「ハイフ(HIFU、高密度焦点式超音波治療法)」、そしてもう一つが今回ご紹介する「RF(Radio Frequency、高周波)」です。

ハイフ・デンシティ・ポテンツァの概要と特徴

項目 ハイフ デンシティ ポテンツァ
概要 超音波の熱を、お肌表面にダメージを与えることなく、狙った組織に集中照射して効果を得る治療です。
たるみ治療や浅い層へのアプローチにより肌質改善に効果的です。
RF(高周波)治療を照射してお肌の表層部や深部の脂肪組織に熱を与えることで、ハリ感を持たせ、たるみを予防・治療します。 表皮に熱損傷を起こすことなく、真皮層に直接熱エネルギーを与え、皮膚のコラーゲン産生を促すことで、お肌の再生していく治療です。
料金 18,700円~※料金は変更となる可能性がございます 47,300円~※料金は変更となる可能性がございます 55,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用 発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等 内出血・腫れ・疼痛・ひきつれ・ツッパリ感・熱傷・神経障害など 発赤、腫脹、内出血、熱感、アレルギー、毛嚢炎、瘡蓋、感染、色素沈着、肝斑悪化等

ハイフ(HIFU)の役割:深部の引き締め

ハイフは超音波の機械であり、当院で導入しているウルトラフォーマーや、有名どころではウルセラなどがあります。ハイフの最大の特徴は、もっと深いところ、具体的には筋肉のすぐ上にある脂肪組織(SMAS筋膜付近)に焦点を合わせて熱エネルギーを加えることで、その土台から引き締めることです。

RF(高周波)の役割:浅部の引き締めとハリ

一方、RF(デンシティ)は高周波の機械であり、ハイフよりは少し浅めの層、すなわち皮下脂肪や真皮の辺りに熱を加えていきます。この熱によってコラーゲンやエラスチンの生成を促し、組織をギュッと引き締める効果があります。

つまり、ハイフとRFを組み合わせることで、深いところと浅いところの両面から引き締めることが可能となり、より効果的なたるみ改善が期待できるのです。

デンシティとポテンツァの比較

当院では、以前にもRFの機械としてポテンツァを導入しておりました。ポテンツァは、ダーマペンに似た針を刺すチップ(SチップやCPチップなど)でニキビ跡や毛穴に効くパターンと、針を刺さないダイヤモンドチップのパターンがありました。

このポテンツァのダイヤモンドチップは、デンシティと似た立ち位置でしたが、デンシティの方が遥かに高出力であり、効果も格段に高いと言えます。ポテンツァの針を刺すチップが毛穴や皮膚の引き締め要素が強いのに対し、デンシティはたるみそのものに対する引き締め要素が強い、というイメージです。

RF治療の歴史と背景:サーマクールと特許切れ

デンシティのようなRF機械は、最近になってボルニューマ、オリジオX、ザーフなど、多くの種類が市場に登場していますが、その元祖はサーマクールです。サーマクールはRF治療の王道と呼ばれています。

特許切れで加速したRF競争

これらの新しいRF機械がどんどん出てきている背景には、非常に大きな理由があります。それは、サーマクールの特許が2024年に切れたことです。

それまでは、サーマクールと同じようなシステムや構造を持つ機械を使うことが制限されていましたが、特許が切れたと同時に、特に韓国製の、価格を抑えたサーマクールとほとんど同じ構造の機械が次々と開発・導入され始めたのです。デンシティも、その中で登場したハイクオリティな韓国製RF機器の一つです。

デンシティ vs. サーマクール:出力とコスト

デンシティの出力は6.78MHzとされており、これはRF治療の王道であるサーマクールとほぼ同等の高出力となっています。しかし、サーマクールとデンシティを両方試した結果、やはり現時点での最強はサーマクールである、というのが正直な感想です。

なぜなら、サーマクールにはまだ解禁されていない特許技術が存在するからです。サーマクールは、照射時に振動を当てることで、痛みを感じにくくし(気が紛らわされ)、より強く高出力で打てるような構造になっています。そのため、まだサーマクールが完全に最強の座を明け渡したわけではありません。

しかし、コストパフォーマンスを考えると話が変わってきます。

  • サーマクール: 1回の施術で30万円程度。
  • デンシティ: 相場として6万円程度で落ち着く。

年に1回のサーマクールよりも、年に23回デンシティを継続して行う方が、結果的にコストパフォーマンス(コスパ)としては良いと考えられます。デンシティは、他の韓国製RF機械と比較しても「かなり効く」という評価を得ています。

デンシティ独自の強み:モノポーラとバイポーラの「両得」

デンシティが他のRF機械と一線を画す大きな特徴として、「モノポーラ照射」と「バイポーラ照射」の両方が可能なチップを採用している点が挙げられます。

高周波の治療機には、熱の届け方によってモノポーラとバイポーラがあります。物理学的な詳細は割愛しますが、ざっくりまとめると以下の通りです。

  • ①モノポーラ(深部): 深く(深層)まで熱が届く。
  • ②バイポーラ(表層): 表層に熱をこもらさせる。

大抵のRF機器はモノポーラのみであることが多いのですが、デンシティは両方できるため、表層の引き締めがすごくよくできるというメリットがあります。深いところだけでなく、肌表面をキュッと引き締めることで、即時的な引き締め効果を実感しやすくなります。

この特性から、デンシティはたるみだけでなく「ちょっと小じわも気になるわ」という方に特に適応があります。バイポーラで皮膚の浅い層に作用させることで、ハリと小じわの改善にも貢献するのです。

リアル体験記:痛み、ダウンタイム、施術の工夫

実際に当院の吉井医師がデンシティを右顔半分に150ショット受けてみました。

施術の痛みとクーリングシステム

高周波治療は痛みが心配されることがありますが、デンシティは非常に快適でした。

デンシティは、照射の途中でクーリングシステムが働くため、熱を加えながらも冷却してくれる構造になっています。また、表面に塗るジェルが非常に冷たいため、痛みは少ないです。

パワーを上げて照射しても、熱がこもっている感じはするものの、我慢できる範囲でした。

ただし、組織の薄いところ(骨が近い部分など)では、静電気が走るような「ピリッ」とした感覚を感じやすいです。

施術方法とショット数

デンシティは、ポンポンポンとスタンプのようにチップを肌に当てて照射していく方式です。これは、施術者がコロコロと動かしながら照射する機械(ボルニューマなど)と異なり、術者の技術の巧拙に左右されずに、一定の効果をムラなく出せるというメリットがあります。

一般的に、顔全体と顎下で左右合わせて300ショットが標準的なショット数とされています。おでこや首元まで含めると600ショット前後となるようです。目元の小じわが気になる場合は、目元専用のチップで目回りを照射することも可能です。

ダウンタイム

デンシティは、ダウンタイムがほとんどないのが大きな魅力です。施術直後、顎下などに少し赤みが出ることがありますが、大抵の場合、数時間で引いてきます。翌日どころか、数時間後には施術したことが分からないぐらいの状態になることが多いです。

ただし、バイポーラ照射の影響や骨に近い部分への照射で、腫れることがありますが、マスクで十分に隠せるレベルです。

まとめ:たるみ治療の新たな選択肢として

デンシティは、サーマクールに匹敵する高出力のRF治療を、非常に高いコストパフォーマンスで提供できる最新機器です。ハイフと組み合わせることで、深部と浅部の両方から、たるみや小じわを効果的に引き締めることが可能です。

特に、手軽に、痛みが少なく、ダウンタイムなしでたるみ治療を行いたい方、そして小じわも同時にケアしたい方に、デンシティは強く推奨できる選択肢です。

お茶の水美容形成クリニックでは、お茶の水院だけでなく、渋谷院にもデンシティを導入しております。RF治療に興味があった方、新しいたるみ治療をお探しの方は、ぜひこの機会にデンシティを試してみてはいかがでしょうか。

御茶ノ水の美容皮膚科・まぶたの治療ならお茶の水美容形成クリニック

日付: 2025年10月28日  カテゴリ:美容コラム

監修医師

吉井 健吾
統括医師
経歴
2008年 灘高校 卒業
2010年 東京大学理科三類 入学
2016年 東京大学医学部医学科 卒業
2016~18年 佐久市立国保浅間総合病院初期研修医
2018年 東京大学医学部附属病院 形成外科 入局
2018年 埼玉医科大学国際医療センター 形成外科/再建外科 助教
2018~20年 東京大学医学部附属病院 形成外科 特任臨床医
2021年4~6月 新松戸中央総合病院 形成外科
2021年7月~ 東京大学医学部附属病院 形成外科 特任臨床医
2021年7月~2022年3月 帝京大学大学医学部付属溝口病院 形成外科 助教
資格・所属
日本形成外科学会 会員
頭蓋顎顔面外科学会 会員
マイクロサージャリー学会 会員
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